クラウド会計ソフトは多機能で、経理や確定申告に掛ける時間を圧倒的に短縮してくれます。しかし、機能的ゆえに以下に記載することを導入前に確認してください。「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも。
銀行口座との同期連携について
クラウド会計ソフトは、インターネットバンキングと同期して、口座の入出金明細を取得できます。
利用している金融機関が、freeeと提携しているかどうかを確認
あなたがメインで使っている金融機関が、freeeと提携しているか確認する必要があります。もし提携していなければ、そもそも同期できないので明細を取得することが出来ません。freeeの提携している金融機関一覧でご確認ください。こちら→同期対応口座一覧
もし提携していなかった場合の対応策
インターネットバンキングにログインしたら、取引明細をcsvデータ形式でダウンロード可能な場合があります。そのcsvデータをExcel等で加工してfreeeにアップロードすると短時間で済みます。もしダウンロードできない場合は→明細ファイルテンプレート一覧に手入力してアップロードします。
インターネットバンキングの月額利用料を確認
インターネットバンキングの開設は、金融機関・個人・法人の違いによって、月額利用料が掛かることがあります(一般的に1口座あたり1,080円/月)。口座をたくさん持っている会社で、それら全てを同期させたい場合は、口座の数だけ月額利用料が発生しますのでご注意ください。
月額利用料を払うのが嫌な場合の対応策
口座がたくさんある会社の場合、取引数の多い口座だけを同期させて、他は手入力で済ませることをオススメします。手入力する場合も、Excelなどで入出金明細を作成してアップロードする方法がスムーズです。
インターネットバンキングのメリット
インターネットバンキングを開設すれば、振込みや通帳記帳のために、わざわざ銀行に行く必要が無くなります。それに、振込手数料が安くなったり等、クラウド会計との同期以外で、充分なメリットがあります。
個人的には、口座が多くて利用料が増えることになっても、すべてインターネットバンキングを開設して、クラウド会計と同期させる方が良いと考えています。
銀行に行くまでの時間・混雑時の待ち時間・手続きの作業時間。ちょっとした事のために、これらの時間を掛けるのはもったいない気が…。
ネットバンキングであれば「ボタンぽちっ!」で、振込みから経理作業まで一瞬で終わってますから。時間と人件費がもったいないです。
クレジットカードとの同期連携について
クレジットカードもクラウド会計と同期して、利用明細を取得することができます。
利用しているクレジットカードが、freeeと提携しているかを確認
自分はコレで失敗しました。自分が使っているクレジットカードはドコモの「Dカード」なんですが、提携していませんでした。(2018年4月現在)それに佐賀県民ご用達の、ゆめタウンの「ゆめカード」も提携していませんのでご注意ください。ローカルネタですみません。(一般的にこの2つのカードを事業用に使っているケースは少ないですからね)
ぜひ確認してみてください。
→同期対応クレジットカード一覧
もし提携していなかった場合の対応策
クレジットカードの利用明細がネット上で確認できるタイプは、一般的にcsvデータ形式でダウンロードが可能です。そのcsvデータをExcel等で加工してfreeeにアップロードすると短時間で済みます。自分もこの方法で対応しています。取引数が多くなければ手入力でも大丈夫です。
テンプレートを参考にして加工してください。
→明細ファイルテンプレート一覧
そもそもクレジットカードを持っていない場合
個人事業主やフリーランスの場合、経営の不安定さを憂慮され、クレジットカードの審査に落ちる場合があります。しかし「楽天カード」は審査がゆるい・甘いと云われていますので、即日あるいは数日で審査が通り、かんたんに作成できると思います。学生や専業主婦でも通るとか。(freeeと同期可能です。)
クラウド会計導入準備のまとめ
freeeにしろMFクラウドにしろ、クラウド会計を導入する前に「銀行口座」や「クレジットカード」が、それぞれのソフトと提携しているかを確認してみてください。クラウド会計を導入すれば、もう経理や確定申告で消耗することがありません。まずは無料プランからでも体験してみてはいかがでしょうか?